そりゃしないよりした方がいいに決まってる.
のだけれども,
結局色んな事を考えた上で,要求できるのか?すべきなのか?
という疑問.
私の中で出ていない結論について書くので,勉強の材料にはならないと思うので悪しからず.
また,『私はこう思う』『思わない』という意見を教えて下さると大変嬉しい.
【経緯】
アカペラ経験者のシンガーソングライター仲真守氏のVOICE TRAINING講習会に参加してきた.
私が既に卒業したサークル向けの講習会だったのだが,特別にこっそり参加させて頂いた.
こんな1人アカペラの動画も上げている.
のだけれども,
結局色んな事を考えた上で,要求できるのか?すべきなのか?
という疑問.
私の中で出ていない結論について書くので,勉強の材料にはならないと思うので悪しからず.
また,『私はこう思う』『思わない』という意見を教えて下さると大変嬉しい.
【経緯】
仲 真守🐒@Mamoru_Naka
ついにあしたじゃ!ふおお(`・ω・)
2017/08/11 22:13:23
今回は横浜国大Stairwaysにお邪魔するけど、他サークルも声かけくれたら伺うよ!!
値段は交通費以外は無料で、投げ銭式にしてます🙋🏾♂️
あとは本気で音楽水準を上げたいというその気… https://t.co/NU6feMfplm
アカペラ経験者のシンガーソングライター仲真守氏のVOICE TRAINING講習会に参加してきた.
私が既に卒業したサークル向けの講習会だったのだが,特別にこっそり参加させて頂いた.
こんな1人アカペラの動画も上げている.
うーん,控えめに言って凄い.【#仲真守soloアカペラ】
— 仲 真守🐒 (@Mamoru_Naka) 2016年2月14日
◎第三弾
≪Remix≫
*チョコレートは明治
*love so sweet
*what makes you beatiful
*バレンタインデー・キッス
*just the way you are pic.twitter.com/7SjrvA5DHo
私も一応合唱経験者で,ブレストレーニングや発声練習を行ってきたし発声法についても考えを積み重ねていたので,この講習で沢山の事を新たに知ったという事は無かったが,久しくまともに発声と向き合っていなかったので,懐かしい意味での新鮮さがあった.
やはりアカペラにおいても発声が非常に大きなウェイトを占める事を再認識したし,今後新たな気持ちで発声練習に向き合っていこうと思った.
また,他のサークルでも無料で行ってくれるという事なので,是非依頼し,講習を受けてみて欲しい.特に,今まで「発声?ふくしき何たらは聴いた事あるけれど...」というレベルの人は,
”こういった鍛錬を積んでいる人達がいる”という事と,”自分もこういった鍛錬を積んでいくという選択肢がある”という事を知る意味で非常に価値があると思うので,前向きに検討して欲しい.
”こういった鍛錬を積んでいる人達がいる”という事と,”自分もこういった鍛錬を積んでいくという選択肢がある”という事を知る意味で非常に価値があると思うので,前向きに検討して欲しい.
だがしかし,
こういった価値ある体験をした上で私の中で生まれる疑問が
結局アカペラーに発声練習を求めるべきなのか?
なのである.
当然,良い発声で歌う方が良いという事に疑いの余地はない.
そのために発声練習をしてもらう方が良いというのにも疑いの余地はない.
だがしかし,私はアカペラーに発声練習を求める事を躊躇してしまう.
その理由を並べていく.
【躊躇する理由①】
正しく出来ているのか当人では判断がつかない.
良き発声法というのは各々に対して確実に存在するが,それを目指すための発声練習がそもそもできているのか,多くの場合その当人では判断がつかない.
だからこそ定期的に講師に見てもらったりする必要があるのだが,そこまで本格的に歌に挑んでいる人は,勧めなくとも既に発声練習をしている.
合唱の場合だと,指導者や先輩から常にアドバイスをもらいながら発声練習を行っていく事ができるので上達しやすいが,アカペラは大抵の場合同レベルの仲間としか練習を行わないため,正しく出来ているか分からないし,アドバイスをもらえない.
発声練習してね,と言ってもその後の面倒を見切れないから躊躇してしまう.【躊躇する理由②】
時間が取られる.
当たり前だ,基礎鍛錬とはそういったものだ.そしてそれだけの価値がある.
というのは分かっているのだけれども!
バンドの練習時間に行うのは時間がもったいないので,各自で行ってもらう方が当然よいが,その場合更に①の理由が増強される.
実は,以前私が所属するバンドでは練習時間内に発声練習を行っていたのだが,”その感じ”は上手くいかなかったので,途中で辞めた.
辞めた結果,最終的に全国大会で優勝したのである程度は正しい選択だったのだと思う.続けていればもっと凄い歌が歌えた可能性もあるが.
辞めた結果,最終的に全国大会で優勝したのである程度は正しい選択だったのだと思う.続けていればもっと凄い歌が歌えた可能性もあるが.
今まで発声練習に触れてこなかった人に,発声練習の価値を感じさせる事は一流の指導者じゃないと難しいし,バンドにおいてモチベーションを生み出すのは非常に困難だ.
【躊躇する理由③】
しなくても憧れの舞台に立ってる人が沢山いる.
例えばJAM,KAJa!,アカスピ決勝だ.
勿論している人もいるだろうし,過去にしてきたが今はしていないという人もいるだろう.
勿論している人もいるだろうし,過去にしてきたが今はしていないという人もいるだろう.
が,やはりしてない人の方が多いだろう.
必須とは言い難いのが現状だ.
その内訳は
1.天性の才能で良き発声を身に着けたパターン
2.しっかりとした発声練習という正道を通らずに直接アカペラで活用できる発声を身に着けたパターン
3.糞な発声だけど何とかなったパターン
の3種類ある.
特に問題は2つ目と3つ目で,ぶっちゃけそんなこんなでもそれなりのアカペラはできるという現状がある.
良き発声を目指すことは憧れの舞台に立つ事ができる確率を上げる事ができるのは間違いないが,その根拠・モチベーションを提示しにくい.
ポテンシャルのみのアカペラが活躍する→それを見た新人が鍛錬の重要性を感じない→ポテンシャルのみのアカペラが活躍する→それを...
といったポテンシャルに頼り切ったアカペラしか生まれてこない悪循環が存在する.
この問題を打破するには,鍛錬によって凄まじくレベルアップしたモデルケースが必要だ.
誰か提示してくれ.
【躊躇する理由④】
即効性がない.
意識してパッと変わる部分もあるが,基本的には長い間鍛錬を積んで自然にできるようにするという事が必要だ.
そんな事情の中で,例えばバンクリを頼まれて
・ハモっていない.ピッチが悪い.その根本的な原因は発声にある.
という場合,それを言うか?
私は言わないかもしれない,現状の発声で何とかできる対処療法を提示し,「おお~ハモった!」と思ってもらえる事を選択するかもしれない.
なぜなら即効性のある変化を期待されているし,発声練習を要求してもしてもらえると思わないからだ.
【躊躇する理由⑤】
正解がない.
『正しく出来ているのか分からない.』
などと言っておいて訳の分からない事を言ってしまうが,発声に正解がないというのも理由だ.
その意味するところは,
・好みが存在するという事
・個々人・バンドによって目指すべき方向が異なるという事
のみでなく,
・好みが存在するという事
・個々人・バンドによって目指すべき方向が異なるという事
のみでなく,
アカペラの多様性を認める風土の存在も含む.
仲真守氏は,
「豊かな声じゃないと歌が胸に響かない」
的なニュアンスの事を仰っていた(言葉選びが違うかも).
私もそう思う...のだが,胸に響くというところまで多くのアカペラに求めていない(求める訳にもいかない)というのも,正直,ある.
蝉と、あの子 はホント感動する涙
蝉と、あの子 はホント感動する涙
胸に響く歌を歌って欲しいという気持ちはあるが,それを正解として押し付ける事もできないと感じ,躊躇する.
【まとめ】
結論として,
「本音を言うと発声練習をしてほしいけど,強く要求するには躊躇してしまうのだよね」
”という”話をする程度が素人の私の限界だ.
さぁ,皆さんはどうだろうか.
アカペラーに発声練習を求めますか?
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